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『格差』と『貧困』と『不平等』を広げる自民党・創価学会・経団連を抹殺せよヽ(´∀`)9 ビシ!!  これでは、日本のお先は真っ暗(*∀*)YO!!
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サダム・フセインが「人道に対する罪」で死刑判決が確定して4日足らずで、12月30日に死刑が執行された。年に一度の宗教行事「犠牲祭」と呼ばれるイスラム教徒にとっては大事な時期らしい。その最中の死刑執行である。

しかも、まさにフセインが絞首刑に処される直前の衝撃的な映像が流れた。フセインが確実に死んだと見せしめるために、映像として残そうとしたらしい。フセインの周りに取り囲んでいる人間は全員覆面。フセインの弁護士や裁判長が殺害されたので、それを防ぐのが目的であろう。フセインも観念したのか、何の抵抗もなかったらしい。今から絶命するにも関わらずである。それがまた「リアルすぎる死」を演出していた。…何とも異様な光景だった。

そして最後、絞首台でフセインは「神は偉大だ。祖国は必ず勝利する」と叫んだらしい。しかし、「人道に対する罪」なんてことを言いだしたら、ブッシュも首を吊るべきだろう。勝てば官軍とは、まさにこのこと。来年にはアメリカは新しいイラク政策を打ち出す。フセインの死刑執行は、アメリカの政治的道具として利用された感は拭えない。

またイラン政府の見解は面白い。1980~88年のイラン・イラク戦争時に、アメリカはフセインを支援していたから、この戦争犯罪を裁こうとしなかったというのである。国際的にサダム・フセインを裁くというのであれば、当然その「平和に対する罪」も問わなければおかしいのだ。そして、その時期にサダム・フセインを援助していたアメリカの大統領も、それに荷担したに等しいのだ。サダム・フセインを死刑にするのであれば、当然(ry。

+ + + + +


少なくとも、色々と真相解明をした後に、新政府の権威を示す云々は難しい。法治国家が行った死刑とはまだまだ言い難い。アメリカの意向や影響が強く働いていたと思わざるを得ない。

現首相であるマリキは旧政権支持者(スンニ派)に政治参加を呼びかけている。つまり、良くも悪くも過去(サダム・フセイン時代)とのケジメ・決別を訴えかけている。これで新政府の求心力を高め、国内をまとめて、治安の維持を目論んでいるらしい。しかし、宗派間の対立はますます激化しそうなふいんき(←何故か変換できない)である。死刑執行の3時間半後、既にシーア派が多く住む地域では、自動車爆弾による報復テロが行われて、30人近く死んでいる。

ちなみに、サダム・フセインはスンニ派。そして、シーア派やクルド族に対する弾圧を行っていたことは周知の事実である。今回死刑確定となった罪は、シーア派住民150人近く惨殺したことである。だから、フセイン政権時代に虐げられていたシーア派の住民が、この死刑執行の報を聞いて喜んでいる映像も流れた。

何にせよ、あまりいい新年を迎えられそうにないニュースだ。
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