アジアカップ2007最終予選 対サウジアラビア戦H 「相手が強くないと、本来の実力が発揮できない？」（11/15） [ オシムJAPAN・蹴球 ]

先日のアウェイでは惜しくも、日本は負けてしまいました。内容的には一番良かったとか言われてた試合なので残念でしたが、勝負は時の運とは良く言います。

しかし、今回は無事その借りを素晴らしい形で返してくれました。3ー1でサウジを下し、日本はアジアカップ最終予選を見事1位通過しました。

1点目は中村の絶妙なコーナーから、巻がドンぴしゃのヘッド。キーパーに一度は止められこそしましたが、そこへ詰めていた釣男がゴール。オシムも思わずガッツポーズしました。素晴らしいゴールでした。

2点目は加持から今野へパス。その今野がニアへ切り込んで、真ん中の我那覇へ絶妙なクロス。ドフリーの我那覇が、体を捻りながらの難しい体勢でのヘッド。これもめちゃくちゃ綺麗なゴールでした。

後半すぐさま3点目。これも同じく我那覇。左サイドから上がってきた今野が低いクロス。そして、ニアに上がっていた加持が決めるのかと思いきや、絶妙にスルー。その奥から上がってきた我那覇がボーン！

後半ロスタイムには、途中交代の高松が倒されてPK。それを1点目を詰めてゴールした釣男が蹴って、見事に4点目。この試合に相応しい劇的な幕切れでした…と書きたかったんですが、釣男が大きく外しやがりました(# ﾟДﾟ) ﾑｯｷｰ

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怪我をしていた加持も釣男も復活しました。それが良かったのでしょうか。釣男の上がりで、度々素晴らしい攻撃が出来ていた気がします。失点がPKの1点ということからも、釣男が上がって出来た穴も、啓太がちゃんとカバー出来ていた証拠でしょう。

また左の駒野、右の加持。日本には強力なサイドという武器を手に入れたと言ってもいいでしょう。度々、加持などのサイドから攻撃が見られました。中盤の中村や三都主は欠かせないですね。巻の高さもこの試合では十分生きていました。パスも気持ちいいぐらいに繋がっていたし、相手のボールもカットできていました。鈴木啓太いいですね。不用意に相手にパスすることも無かった気がします。

PKを与えて失点こそしましたが、試合の内容的にはGJの一言。みんな、ちゃんとプロらしく落ち着いたプレーが出来ていて、不快な気分をさせられることは本当に少なかった。「やればできるじゃん」と貴様は何様なんだと思わず突っこまれそうな思わず日本代表にエールを送りたくなりました。ただ後半はバテ気味で動きが止まってましたが、それは前半によく動いていた証ということで、むしろ喜んでいい状態だったのかも知れません。

サウジアラビアはドイツワールドカップ時のメンバーが6人もおり、近々ガルフカップという中東の大きな大会を控えていた中での戦いだったので、今の日本の実力を計る上でも、相手としては十分すぎるくらいでした。ちなみにガルフ（gulf）というのは、ペルシア湾岸諸国を意味しています。その湾岸諸国にはイランなど強敵がいますから、サウジとしてもさぞかしこの試合で金星を飾って、弾みを付けたかったことでしょう。残念です。

この試合は、久々に褒め称えて良かった試合だと思います。オシムJAPANの試合の視聴率が下がっていたらしく、今までの試合を振り返ってみると、それも致し方ないなと思っていました。それよりも予選を全て放送しなくても良いのにな、とすら思っていました。その気持ちはこの試合で打ち砕かれました。どんどん放送してください。この試合のように面白い試合をしていたら、視聴者は付いてくるはずです。


8時30分頃に千島列島に大きな地震が起きたらしく、途中から日本列島がTV画面に陣取り、こんなことを言っては怒られるかも知れませんが、試合を見るのにちょっと邪魔でしたね。でも、日本代表とサウジ代表が行っていた試合は、何と札幌ドーム。心配ですね。北海道と言えば、この間は竜巻被害が起きたばかり。何だか付いてませんね。北海道にもエールをﾌﾚｰヾ(ﾟｰﾟゞ)( 尸ｰﾟ)尸_ﾌﾚｰ