筑紫哲也の妄言 [ メディア・新聞 ]

10月30日の『NEWS23』を見た。この間の衆院補選で、民主党が敗北したことについて、「民主党が『格差問題』を打ち出してきたが、有権者を惹きつけられなかった」と分析していた。「選挙前に北朝鮮が核実験したため、そこに世論が集中した」とも宣っていた。まるで民主党が負けたことは他人事である。

ただこんなものメディアの報道のさじ加減一つであろう。ずっと北朝鮮問題を取り上げて、『格差問題』をどこのTV局も取り上げなかったら、そら自民党が必然的に有利になってしまうことは明白な結果だろう。

別に、北朝鮮は1回だけしか核実験を行っていない。メディアが毎日北朝鮮を取り上げていたが、毎日北朝鮮が核実験を行っていたわけではない。勝手に、自分らが何の考えもなしに右往左往踊り狂っていただけだろう。その無様なメディアの姿しか、TVで放送していなかった。にも関わらず、それに影響を受けた有権者を誹るなどお門違いも良いところ。もうね馬鹿かとアボカド。メディアがその役割を怠ってきたせいだろう。

自民党の不祥事が北朝鮮が核実験を行う前も、その後も、どれぐらいあったと思うのだ。北朝鮮問題を重点的に報道してしまった結果、それを報道する時間も、また政府自民党に遠慮して報道してこなかった。「いやぁ、北朝鮮問題で対処ご苦労様ですグヘヘ」とごまをすって、「貴様、何様なんだよ一体」と撲殺してやりたくなる。

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そこに出ていた早稲田の教授だったか忘れたが、「懸案だった日中関係も改善したことが追い風となった」とか云々も宣っていた。旧左翼はそれでしか政権批判を出来ないのかと問い質したい。しかも、この二人のお喋りの後、強制連行された中国人が政府に対して謝罪を求めるニュースが流れた。

彼ら中国人の「政府が謝れ」という心情や理屈は分かるよ。国内でもっと取り上げなければいけない問題があるよね。『NEWS23』にしろ、他の番組でもあまり見られない。ちゃんと認識できていないのか、深い取材で問題を掘り下げていないのか分からないけど、「過去の歴史」だけで政権批判が出来ないのだとしたら、もうお粗末としか言いようがない。それしかこちらにはまともな武器がないということ。

つまり、筑紫哲也を筆頭に、多くのキャスターやTVに携わる多くの人間の土台には、「健全な批判精神」が根付いていないし、育ってもいない証拠なんだよね。現在のメディアは、新たな武器が見つけられないヘナチョコもいい所。「粗探し」と言えば言葉が悪いが、実質その側面は否定できないし、その能力がなければ相手の宣っている事が正しいかどうかを精査することは不可能だ。

また何が起きたか正確な事実を知りたければ、それこそネットや書物で念入りに自分で調べればいい。今のメディアはただ淡々と起きた事象を報道するのみで、その背景や具体的にそう至った経緯を念入りには報道しない。「事実を知る」という点ですら、今のメディアは退廃している。

原稿を読ませるだけでメディアの仕事が完遂されたとするなら、声優さんにでも読ませなさい。



もう筑紫哲也に政権批判をする権利はない。つまり、それは筑紫の存在意義がないということ。自分を棚に上げて、他人面、対岸の火事を装っているのだから、卑怯千万。漫然と番組を続けているだけなら、さっさと降板した方がいい。

貴様が何千万もの大金を貰う価値はない。だからこそ、『格差問題』に真剣に取り組んだりはできなかったのだろう。ぬくぬくと何の不安もなく暮らしている人間が、世間の矛楯や何かに対して疑問を持つことすら不可能だ。ましてや「批判精神」を抱くことなど尚更不可能であろう。貴様が嫌いな自民党政治家と同類である。同じ穴の狢である。そんな人間がTVに出る権利はない。

何を宣っているか分からないボソボソ喋り。その上、中身（批判精神）も全くないということであれば、何のために存在しているか分からない。自己の主張をハッキリ言えないのであれば、まさに何の役にも立たない老木。他局も報道しているから、私の所も是非とも報道しなければ…という、人に流されるだけの枯木。

そろそろ、色んな意味で潮時ではないですかね。。。