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『格差』と『貧困』と『不平等』を広げる自民党・創価学会・経団連を抹殺せよヽ(´∀`)9 ビシ!!  これでは、日本のお先は真っ暗(*∀*)YO!!
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10月27日付の産経新聞の朝刊の一面に、「復党は沖縄知事前後」という見出しが躍っていた。

小泉の悲願であった郵政民営化法案に反対し、自民党を離党させられた俗称「造反議員」の復党に関して、自民党の執行部(森喜朗や片山や参議院のドンである青木など)が、来月19日の沖縄知事選挙後に、一括的に復党させる方針を固めたそうである。

同日、名古屋市で開かれた講演で、森は「復党させたところで、浮動票なんて逃げないよ。だから、安部は早く復党させろ」と宣ったそうである。総務会長の丹羽などは「できるだけ国民の目が背けられる時期を見つけて、ソフトランディングすべきだ」と宣っているそうだ。とにかく、何としてでも彼ら「造反議員」が抱える票田が欲しいようだ。

現在、その「造反議員」の多くはどこにも属せず、無所属として議員活動を行っている。「自民党に反旗を翻したのだから、当然の報いである」と断罪する、去年の衆院選挙で自民党に投票した多くの有権者は考えていることだろう。でなければ、多くの点で矛盾が生じる。

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郵政民営化法案に反対している議員を、小泉は離党させた。それに、現在の首相である安部は賛成した。城内を説得こそしたが、強くは止めなかった。ましてや、城内が辞めさせられるかも知れないのに、小泉を説得すらすることはなかった。そして、その他の多くの自民党議員も小泉に賛同した。だから、造反組が離党させられることに、声を上げて反対しなかった。それを国民は支持したのだ。だからこそ、あの年の夏の大勝があった。

片山鰓之助などは「一つの問題だけを以てして、首を切るのはおかしい。それ以外の多くの点では共通する部分もある。だから、復党させるべきだ。」と宣っている。だとするなら、何故、あの暑い夏の日に小泉に対して、「クビまでするのはおかしくないですか」と強く反対・説得しなかったのだろう。矛楯する。あの年は、誰も小泉に対して反旗を翻さなかった。

そういう理屈を持ち出すのであれば、同じ「造反組」でも、新党を結成した「新党日本」や「国民新党」の造反議員に対しても、平等に復党を呼びかけるべきである。誰が見たって、目先(来夏の参議院選挙)の票田を得るために、自民党に復党させようとしているだけということは明白。

特に来夏選挙がある片山鰓之助の選挙区は、平沼と被っている。そのため平沼の票がなければ、来夏はほとんどの確率で勝てないと言っていい。だから、あれほど必死なのだ。お笑いである。

ただ造反組でも、無所属になったため選挙で負けた造反組もいる。城内などがその典型。しかしながら、造反組でも選挙に勝った議員は、ほとんど郵便局長の票で勝ったようなもの。

平沼が離党組を代表して、自民党と交渉役を務めてるらしいが、強制的にクビにさせられた自民党に謝らなければいけない訳だ。党執行部は無条件で復党させる気はないらしい。しかし、それは去年の選挙で支持してくれた郵便局長を裏切ると言うことを意味している。そんな平沼を果たして、来夏の参院選でも自民党(片山)に投票してくれるかどうかは激しく疑問だ。自民党に反旗を翻した平沼に、共感したからこそ投票したのだ。

今更、自民党に戻ったからと言って、誰が平沼を支持するのだ。どこの有権者が自民党に投票するのだろう。復党して、誰が得するのだ。あの夏、「造反組」が自民党を離党させられて、色々な意味で全ては終わったのだ。

「造反組」の方もただ無所属でお金がないから、自民党に復党したいだけなのだ。双方共に大義がない。そもそも「造反組」は、何故あの夏に自民党に「ノー」と三行半と突きつけたのかが分からない。

だからといって、無条件で自民党が復党させてしまえば、小泉は何故あの夏「造反組」を離党させたのか、その理由を見いだせなくなる。



少なくとも「造反議員」を自民党に復党させたいのであれば、「あの時の小泉は間違っていた」と声高に批判するべきだ。もしくは、「こういう理由があるから彼らを復党させるんだ」という大義を安部晋三なりは有権者・国民に発表するべきだ。「造反組」が自民党に復党したがっているから、仕方なく復党させてやるんだという見え見えの『選挙目当て』で復党はさせるべきではない。これが無責任な弱小野党の話ではなく、責任ある政権与党の話なのである。

これでは有権者からも、野党からもお笑いであろう。飛んだ茶番劇を見せられている気分である。

大義のない「復党」にどう反応して良いか分からない国民が大半だろう。仮に、その「造反議員」に「あの年は間違った判断を下しました」と一言謝罪させるにしても、小泉の判断が間違っていなかったということなのだから、そのまま一生、無所属を続ければいいのだ。

大義があった(そう見えた)小泉が、造反議員の首を切った。大義が全くない片山鰓之助や青木が、今にも「造反議員」を復党させようとしている。去年の夏、大義があった小泉を自民党支持者や無党派層は支持をした。果たして、大義がない「復党」を見て、彼らが自民党を再び支持するのだろうか甚だ疑問である。

もし安部晋三が彼らの「復党」を認めたら、造反組の首を切った自民党を支持した有権者も、自民党に三行半と突きつけた造反組を指示した有権者も、その両方を裏切ってしまう結果を招くだろう。安部晋三の支持率は急降下、間違いなし。でなければ、あの夏、何故「造反組」は自民党を離れたのか、何故自民党を支持したのか、大義や動機や根拠がめちゃくちゃになってしまう。

「政治」は政治家のオモチャではないのだ。

先日の衆院補選で、自民党が「安定した政党だ」と宣っていた有権者がいたが、これでは誰が見てもグダグダの不安定ですね( ̄ー ̄)ニヤリ
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