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『格差』と『貧困』と『不平等』を広げる自民党・創価学会・経団連を抹殺せよヽ(´∀`)9 ビシ!!  これでは、日本のお先は真っ暗(*∀*)YO!!
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昨今、虐め問題がクローズアップされている。根本的な解決法は、未だ日本では確立されていないし、それを確立しようという教育機関による動きや、その怠慢に対する国民的な抗議はまだない。

虐めをドメスティック・バイオレンス(以下DV)で苦しむ女性に置き換えてみると分かりやすいと思う。

家の中という密室において、夫や彼氏と二人きり。そこで肉体的、精神的虐めが行われる。学校・クラスの中で行われている虐めの性質と似ている。そして誰も助けの手を差し伸べに来てはくれない。近隣住民は怒号や食器が割れる音、地面に何か叩きつけられる音を聞いていたとしても、誰も何もしてくれない。肉体的、精神的虐待を受け続けるしかないのだ。誰が、どこの世間が、「君さえ逃げれば済む話」と無情にも彼女を突き放せるだろう。ましてや武田鉄矢や石原慎太郎のように、夫や彼氏と何故別れるのだ、お前が我慢さえし続ければ、彼だって変わるかも知れないではないか、この根性なし!という具合に、その女性を責められるのだろう。

公的なサポートがない限り、虐じめられている側を救うことは不可能。それは誰の目からも明らかだ。仮に自分で逃げられたとしても、所詮その行き先は限られている。実家、友達の家ぐらいだ。すぐ調べれば、突き止められてしまう。もし見つかって、連れ戻されれば、前以上の暴力を加えられる。金も大して持ち合わせていないだろうから、ホテルに逃げ込めたとしても、たかだかその潜伏期間は知れている。誰がそこから逃げれば万事解決と思えるのだろうか。ただただ第三者の誰かが救ってくれるまで、不条理な暴力に耐え続けるしかない。

そういう男に限って、暴力を振るった後で、優しくなる。世間的には、一見して悪い男には見えない。

それはクラスの中の虐めも同じである。一見して悪い子供には見えない。

だから、なおさらのこと誰かが助けなければいけない。曲がりなりにも、教職者の上っ面を被っている俳優の癖に、それでおまんまを食えている癖に、「お前が弱いから駄目なんだ」という突き放すことは無理なのだ。

現にDVに関しては、それを防止するための法律ができ、DV被害を受けている女性が逃げ込める施設がある。不条理な暴力に堪え忍ぶ意味が、そもそもない。不条理に、論理的な理由や理屈は存在しない。何故、虐められる必要があるなどと、考える意味がないということだ。つまり、第三者なりが法律などを用いて、不条理な暴力(虐め)を、根源的に断ち切ってやる必要がある。

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数という力の前では、誰しもが屈服させられる。p2p(一対一)であれば、それなりの理屈なりが介在しているかも知れない。ただ多数対一(ごく少数)の前では、理屈など全く介在せずに、屈服させられる。理屈を考えなくても済む。周りもやっているから大丈夫であろうという、実に短絡的な動機や衝動しか介在していない。

だから、何故、虐めが起きるのだろうと考える意味がない。駄目なことは、駄目なのだ。論理的に誰もが納得できる動機で虐めを始めていない以上、それを制止するのに論理的な理屈や説明は必要がないのだ。

密室社会(学校・会社など)では、主従関係を利用した虐めが起きやすい。会社であれば、上司から部下に対するパワーハラスメントやセクシャルハラスメント。何故、そういうことができるのか。もちろん、上司が絶対的な権力や発言力を持っているからだ。

ただ学校内であれば、同学年・同級生間では同じ年齢、同じ立場、大体同じ体格ということで、権力関係が起きづらい傾向にある。だからこそ、数という力を利用するのである。最初に述べたように、数の前では大人ですら屈服するのである。上記のDV、パワハラ、セクハラは、大体p2pだから、相手をどうにかすれば済む話。でも、相手が大人数となれば、問題はかなり複雑な様相を呈する。だからこそ、そのDVやハラスメント以上に、積極的に法律や第三者の介入、また公的なサポートが必要となってくることは間違いない。

数を前にしたら、誰だって弱者になる。日曜日に関西ローカルだが、安田大サーカスの大巨漢の元力士HIROが、幼稚園児15人と綱引きをして負けたという番組を見た。チビチビの幼稚園児15人ですら、元力士であって肉体的に勝つことは不可能。ましてや、同程度の相手15人に一斉に攻撃、無視されて勝てるわけがない。15人で収まれば上等な方である。自分以外は全員敵なのだから、20人以上がデフォルトであろう。

ましてや精神的に追い詰められ、虐められるのだ。自分の精神は二度と立ち上げれないぐらいに、ボロボロに疲弊してしまう。その不利な状況下で特定多数に立ち向かえ、それに屈服したら弱いと決めつけるなんて、口が裂けても自分は言えない。そもそも「勝つ」とはどういう条件を満たせば、「勝った」と言えるのか分からない。その不利な状況下で、ただただ堪え忍ぶしかないのだ。こういう無茶苦茶な要求をすることこそが、精神的な虐めである。

世間知らずの武田鉄矢や石原慎太郎のように、事態を静観していれば、いずれ良くなるという発想がいかに馬鹿馬鹿しいか。そんなこと有り得るはずがない。放っておけば、ますます事態は悪化するだけである。上記のDVの例で分からなければ、児童虐待を例に出してもいい。放っておけば、秋田県で起きた二例の子供殺害事件に発展するのだ。今まで国や政府が放置してきた結果、何人の子供が死んでいるか分からない。

また北朝鮮では政治収容所に強制的にいられて、殺害されている人民が多い。それを殺害されている人民にこそ、非があるのだから仕方がないと責めているようなもの。でも、殺害することは悪いことだから、いずれ北朝鮮は改めるでしょうとその非人道的行為を黙認しているようなもの。それで人権問題が解決されるのかと。

これを拉致問題に置き換えてもいい。拉致された日本人がのほほんと何の危機感もなく生きていたから、拉致されても仕方がない。日本に帰国したければ、自分の意思で戻ってこい、と何十年もそれを放置し続けた自民党と言っていることが同じ。

この二人は典型的な平和ボケ。石原に国防論を語る資格はない。勝つだの負けるだの、餓鬼が喜びそうなカードゲームであるまいし、幼稚すぎる発想しか抱けない、思考が退化しているおいぼれはマジで黙っとけ。少なくとも強くなれと無責任にも言うのであれば、そういう人間を強くするような仕組みを作れと言いたい。曲がりなりにも、教育に携わっている人間が言うべき言葉ではない。

当事者間で何とかなっているのであれば、とっくに何とかなっている。誰も死んでもいない。今は何ともないように見えても、虐められている方は一生そのことに根を持つ。何年か前に、虐められていた生徒が、十何年か振りに同窓会へ来てクラス全員を毒殺しようとしていた事件があった。これは軽いテロ。将来的に、そんなことが多発しかねないとは誰も保証できない。
ましてやネットが発達している昨今では、虐められていた者同士が寄り集まって、クラスを一度に殺害する方法や知恵を出し合って、組織的に実行するようなグループが現れ始めたらどうするのか。彼らが今就いている様々な職業的な立場・権限や知恵を応用されたら、一溜まりもない。彼らが計画的になり始めたら、その殺傷性は確実に増してくる。

昔学校で虐められていた生徒が、それを止められず傍観していた教師を刺殺する事件も起きている。宅間守や小林薫や松本智津夫も学校で虐められていたらしい。人間形成の側面からも、決してそれを放置することは好ましくはないだろう。

最近は抜きん出た才能を持った生徒が虐めの対象となっているらしい。将来的に、高い地位や権力を持つとも限らないわけで、少なくとも知能だけ高いままで成長してしまったらと考えると、この3人の比ではない惨事が起きるのではないかという懸念を抱かざるをえない。


学校内での虐めの場合、公的サポートは教師に当たる。それを具体的にどう関与させ、どこまで関与させるのか。保護者やその周りの生徒に虐めを防ぐ責任はないのか。その役割を考えなくていいのか。そもそも、教師という公的なサポートだけで十分なのか。虐められている子供を救うためのNPO法人などの充実、資金の援助などを考えなくていいのか。24時間対応可能な児童相談所のような、専門の公的機関を設置した方がいいのか。

余り酷い場合は、警察との連携は必要ないのか。ストーカーのように、強制的に虐めていた側と虐められていた側を100m以内に近づけないようにするとか。虐めていた側、虐められていた側双方に、精神的なケアは必要ないのか。そのための法整備は必要ないのか、もっと具体的に考え得る措置はたくさんある。

だが教育基本法が改正されて、教育現場に国家の関与を強めても、虐めが無くなる前兆すら見えてこない。いつも後手後手に対応が後回しにされる国が作ったルールに全て従え。これで果たして、刻一刻と変化する状況に対応できるかは甚だ疑問である。つまり、虐めで苦しむ子供達を救えるとは到底思えない。虐め対策にしても、この問題がメディアで大きく取り上げられてから具体的に動き始めた次第。所詮、ポーズだとは思うが…。

国が具体的に教育現場に介入してきても、何も状況は好転しないと思うのは自分だけだろうか。少なくとも、自分の目にはその光景が全く見えてこない。

愛国心でオナニーすることに躍起にならず、自民党と創価学会や文部科学省の皆さんには、ちゃんと職責を全うして欲しいと思っている今日この頃です。
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