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『格差』と『貧困』と『不平等』を広げる自民党・創価学会・経団連を抹殺せよヽ(´∀`)9 ビシ!!  これでは、日本のお先は真っ暗(*∀*)YO!!
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12月1日、旧満州からの速やかな帰国措置や、永住後の自立支援義務を怠ったなどとして、兵庫県内に住む残留日本人孤児65人が国を相手取って、1人当たり3300万円の国家賠償を求めていた訴訟で、国賠訴訟では初めて国に賠償を命ずる判決が神戸地裁であった。原告65人の内61人に対して、裁判費用を含めた総額4億6860万円(1人あたり660万から2376万円)を支払うよう命じられた。

彼ら残留日本人孤児は、は戦前、戦中旧満州への入植していた日本人。敗戦後、中国で置いてけぼりにされ、中国人家庭に養育された。

そして、おじん、おばんになってから、日本へ永住帰国。長い間、彼らは日本へ帰国できず、中国で生きることを強いられた。そのため、日本へ戻る頃には、もうすっかり日本語を忘れていた。しかし、日本語がろくに話せないために、生粋の日本人であるにも関わらず、中国人扱い。政府の自立支援もままならず、まともに社会適応するには既に難しい年齢。仕事も何もなく、ただ差別される毎日。これは切なすぎますよね。同じ日本人同士で、啀(いが)み合っている訳だから。

+ + + + +


しかも、日本へ帰国するのが遅れた理由として、日本政府は、彼らを外国人扱いをしていたことに帰結する。「身元保証書の提出を求めるなど、いたずらに帰国を遅らせた」そう裁判所も、国を断罪した。戦後直後は日本もアメリカの統治下にあったから、直ぐに日本へ帰国させることが出来なかったとしても仕方がない面はある。ただ何十年もかかり、なおかつその後の生活の支援も怠るとは論外だ。

まあ、でも何が変わるかと言えば、何も変わらないんですよね。彼らを中国で置いてけぼりにし、日本語を奪い、日本で生活をする権利を無闇に奪われた事実は変わらない。賠償金と言っても、たかだか知れている。国がこれから如何な支援を始めるか、が最も重要であろう。

しかし同じ日本人でも、北朝鮮拉致被害者に対する政府の対応の違いに、これだけも差が出てくるのかと考えると、少し笑いすらこみ上げてくる。「一人も犠牲を出さない」云々という事を政府は宣っていながら、このざまである。なんだ戦争であれば、自国民の犠牲など蚊ほどのようなものであると言いたいのか。その犠牲を国民は強いられても当たり前とでも言うのだろうか。

ただ、国がこれから控訴を起こさないとも限らない。それは、拉致被害者に「助けてやったのだから、文句は言うな」と罵声を投げかけているに等しい。拉致被害者も何十年も日本政府に放置され続けてきた。彼らだって、本来であれば国に対して訴訟を起こしてもおかしくない状況なのだ。日本政府は糞と出るか、ウンコと出るか…


そういえば、2006年新語・流行語大賞に『品格』が選ばれたが、このニュースを前にすると、何だかそれも空しく響く…(と朝日なら書きそうであるw)。というか、何で『品格』が選ばれたのかが、その経緯が良く分からん…

しかし、ホント「戦争って嫌」だねぇ
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