忍者ブログ
『格差』と『貧困』と『不平等』を広げる自民党・創価学会・経団連を抹殺せよヽ(´∀`)9 ビシ!!  これでは、日本のお先は真っ暗(*∀*)YO!!
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨日のNHKの「クローズアップ現代」で『Web2.0時代』のことが取り上げられていた。司会はいつものババアではなく、あの畠山。さぞ実況民は喜びはしゃいだことと思う。思わず自分も机をガタンと言わせ、飛び跳ねてしまうところであった。
そもそも『Web2.0時代』とは何だろう?と疑問に思う人も多いのではなかろうか。ネットは勉強せずとも扱える。ただ見たいサイトをクリックすれば良いだけだ。小学生から老人まで、誰にでも扱える。いつの間にかネットが家庭内、学校内、会社内に浸透し、知らず知らず内に使っていた人も多いかと思う。そんな状況で、あえてネットについて勉強しようと思う人など極めて少ない。番組内で既に説明されていたが、せっかくなので自分が説明させていただく。

『Web2.0時代』というぐらいだから、その前に『Web1.0時代』みたいなものがあったんだろうな、そんで、そこから何かバージョンアップしたんだろうなということぐらいは、感の良い人は気付いてくれると思う。実際『Web1.0時代』と呼ばれる時代があった。予想できていた方は、見事正解である。おめでとう。

簡単に説明すると、「Web1.0時代」の主な情報発信者は「企業」や「ある種の団体」で、その発信基地として主にHTMLやCGIなどを使用した「サイト」が使用されていた時代のことで、『Web2.0時代』の主な情報発信者は「ネットユーザー」であり、発信基地も「ブログ」など自由性が高いものに変貌している。

じゃあ、「Web1.0」の時代から『Web2.0』の時代に移行し、根本的に何が変わったのか? 一言で片付けるなら、ネットユーザーが『情報の受け手側』から『情報の発信側』に変化したことだ。ネットをする目的が「どんな情報をどうやって集めるか」から、「どんな情報をどうやって発信していくか」に変わりつつあるのだ。

まだなかなか実感を得にくいという人は、先日も書いたがネット辞書「Wikipedia」を思い浮かべていただけると少しは実感が湧くのではなかろうか。ユーザー自身が自分のなるたけの知識を加筆・編集し、また他のユーザーがまたそれを編集する。
また「一億総ブログ」という言葉も一度ぐらいは耳にされたことがあると思う。ある問題提起に対してそれが輪のように広がり、ついには政治まで動かすことだってできるのだ。「人権擁護法案」などが好例である。携帯の写メールの画質や動画保存機能の向上が果たした役割も大きい。芸能人や有名人が自らの日常を発信する上で、非常に役立っている。それと一番分かりやすいが、余り適切ではない例として「犯罪被害者がブログをやっていた」ことがある。よくTVニュースで被害者の顔写真と、日常を綴ったブログの文章が並べて報道される。近々では何とか高専の美人が記憶に新しい。「熊本大学に無事編入することが出来ましたヘ(^o^)/」などと、陰惨な事件と意図的に対比させるように、メディアがその女のプライベートな部分を晒している。当然、これが正当な行為であるかは議論な余地が残されている…。

まあ取り敢えず、これは今までAVを視聴するだけの童貞が、今度はAVに出演して、実際に女優とセックスをする男優側、もしくは女優と男優に「あれをやれ、これをやれ」と指示する監督側になるぐらいの大きな変化なのだ。いかに素晴らしい時代の幕開けか、その時代に生きているかを男性諸君なら実感を持って理解してくれたと思う。

NHKによると、それに伴い企業側もユーザー偏重とも言っても遜色ないぐらいに、ユーザー主体に変化してきているらしい。amazonはどんなに売れないマニアックな本でも扱うようになり、売れないミュージシャンの曲を数千曲扱うサイトが出てきているらしい。mixiでは、ある洋楽映画を上映させようと運動をしたことで、実際にその映画が上映されたこともある。ユーザーが歩んできた道を企業側がその跡を辿って付いてきているのだ。

また「オープンソース」と呼ばれる複数の開発者で制作するソフトウェアの開発も盛んになってきている。その好例としてFirefoxが挙げられるが、これについては今度詳しく書きたいと思う。例えば、ネット上であるソフトウェア開発者がβ版などを公開し、ユーザーからの不具合や要望をなどを取り入れて、完成度の高いソフトウェアへ仕上げていくことも『Web2.0時代』の典型らしい。

ネット社会を先導しつつある、現に先導しているのは我々ユーザーであるのだ。我々ユーザーの活躍が世界を牽引するのだ(多分)。ユーザー主体でなされたこと全てが、『Web2.0時代』に属する時代が来た。これからもますます新しいことが増え続け、それらもまた『Web2.0』と呼ばれるに違いない。

しかしながら、様々なことについて長々と述べてきたが、ここであるサイトが思いつかないだろうか?「Web1.0時代」から、ずっと『Web2.0時代』的な役割を果たし続けていたあの巨大な、巨大なだけが取り柄の。そうあの『2ちゃんねる』だ。

今から思い返してみると、「Web1.0時代」から『Web2.0時代』の先駆け的存在だったのだ。何の登録も必要がない、誰でも書き込める匿名性は、昔から随分と批判があった。しかしながら、それがネットの将来像を描き、ネットの新しい時代を牽引してきた。それがやっと証明された形となる。2ちゃんねるが『Web2.0時代』に果たした役割はかなり大きく、それを蔑ろにすることは決して不可能なのだ。『Web2.0時代』を築き上げていった人間達は、『2ちゃんねる』出身の申し子と言っても支障がない連中が多いのではないかと思う。

しかし、昨日のNHKでは『Web2.0』の先駆け的存在である『2ちゃんねる』が全く取り上げられていなかったのは実に不自然であった。と同時に不愉快であった。NHKはまだまだ信用できないTV局である。

誰でも様々な情報を発信するために、重要なのは『自由さ』である。魚が自由に泳ぎ回るには「水」が必要なように、それがなければネットユーザーも自由自在に活動することは不可能だ。ひいては、Web2.0時代を左右する。つまり、根源的には『無料』ということだ。また「誰でも簡単にできる」という『利便性』『簡便性』も必要である。『2ちゃんねる』などを見ても分かることだ。

先月26日の朝日新聞などで、総務省が「ネット上嘘発見器」を開発に乗り出していることが報道された。明らかに、「Web1.0時代」に逆戻りする政策であることは明白であろう。これに3億円もの開発金を拠出しようとしているのだから、開いた口がふさがらない。聞き捨てならない注視すべきニュースである。生き生きと泳いでいる魚の「水」を抜き去って、その魚をじわじわと嬲り殺そうとしているからである。
PR
[66] [65] [64] [63] [62] [61] [60] [59] [58] [57] [56]
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
ブログ内検索
バーコード
アクセス解析
忍者ブログ | [PR]