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『格差』と『貧困』と『不平等』を広げる自民党・創価学会・経団連を抹殺せよヽ(´∀`)9 ビシ!!  これでは、日本のお先は真っ暗(*∀*)YO!!
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11月3日は、憲法公布からちょうど60周年目に当たる節目の日である。産経新聞のコラムや社説もこのことが書かれていた。

書き出しは、松坂大輔が大リーグへ移籍は手放しでは喜べないということが書かれていた。何でも「活発になったに日本人選手の米大リーグの挑戦は、裏を返せば、人材の海外流出であり、球界の空洞化を招いた。巨人戦の平均視聴率(関東地区)が10%を割り込んだのは、4年前に松井秀喜選手を引き留められなかったのと無縁ではない」というのだ。

しかしながら、巨人はただ若い選手を育ててこなかったというだけの話。そもそも巨人が廃れれば、球界全体が廃っているかのような言い回しは、誰しもが反発を抱くのではないだろうか。「日本球界=巨人」という代表面できる時代は、とっくの昔の話である。巨人・大鵬・卵焼きなんていつの時代ですかと。今はね巨根・潮吹き・加藤鷹の時代だ…ッテナンデヤネン┌(`Д´)ノ)゚∀゚ )

先日行われた日ハムと中日の試合をもうお忘れか。関東や関西でも平均10%後半から20%代の視聴率だった。地元札幌では、平均視聴率が50%台を叩き出したと言うではないですか。果たして、日本球界が一概に空洞化しているかどうかは甚だ疑問が残るところ。

とっくに日本球界は巨人というブランドを必要としていない。昔は、巨人に入団できなければ、他の球団からオファーがあっても断る高校生が多かった。元巨人の元木も一年間浪人生活みたいな事をして、巨人に入団していたはず。中日の福留も、中日かどこかに入団できない事が分かったら、社会人野球の世界に飛び込んで、自分が選択できる時期が来るまでずっとプロ野球の世界には足を踏み入れなかった。でも現在は、日ハムのダルビッシュや、この間、楽天に仮契約を結んだ田中にしろ、巨人なんか眼中にない。

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またポスティングシステムを非難している。アメリカが日本から有能選手を奪い、その代償としてその選手の所属チームが法外な金をたんまり頂く。今回の松坂放流で、西武はたんまり金を貰い、チームが潤うのだろう。「これでは日本の球界は大リーグの2軍的存在ではないか」と宣っている。しかしながら、こういった金で選手を獲得する方法は、長年巨人が行ってきた愚行ではないか。産経新聞はいつから読売新聞、報知新聞に成り下がったんだと一喝したくなる。

野球談義はここまでにしておいて、彼が言うには、こういう大リーグに渡りたがる日本人選手には、「アメリカへのあこがれ」があるからだそうだ。これを「厄介な怪物」とまで宣う始末。

そして、其の根拠として「ワールド(世界)チャンピオン」という名称を、当然の如く受け入れている日本人が多い。これはGHQが押しつけた憲法を、何の抵抗もなく受け入れている精神構造と酷似している。そして、護憲連中は「あこがれの米国からもらった憲法は、永久に保存し、日本人自身が考えて作るなんてとんでもない」と思っている連中だと独特の電波を発揮。

まずは「ワールドチャンピオン」云々というくだりが根拠として、薄弱すぎる。

野球をやっている国は少ない。ましてや、プロリーグがある国なんて数えるほどである。台湾のプロリーグですら、出来て10年も経たないはずである。ましてや五輪の競技としても、野球は北京五輪以降は外されるはず。五輪のお偉いさんからは、もう少し、競技人数や国を増やしてから、改めて、野球を競技として復活させるかどうかを考えるなんて言われる始末。それほど野球なんて世界から見れば、実にマイナーなスポーツである。それは誰も否定できない事実。

こういう状況を鑑みれば、様々な国から多くの選手を確保し、年棒も法外で、規模も世界一だということも考えると、やはりワールドとつけられても仕方がない側面が多分にある。アメリカに野球の全てと言っていいほどのものが、一極集中してしまっている訳だから。

これを以てして、アメリカにあこがれの感情があるだなんて、無知蒙昧・妄想もいいところ。だとしたら、大リーグに多数在籍しているプエルトリコやキューバといった国々の国民が、そんな訳の分からん抗議を展開しているのかと。キューバとアメリカは仲があんまりよろしくはないですよね。つまり、どうなんですか?

アメリカ人の多くが、様々な分野で、自分たちは世界の中心だと思い込んでいる横柄な馬鹿共ということは、周知の事実。今更、取り立てて、非難することでもない。北朝鮮のおばちゃんアナウンサーが「我が国は素晴らしい国家」だと、喧伝している可哀想な光景を見てるのと同じで、日本人の多くはスルーしているに等しい。「はいはい、アメリカちゃんは凄いよねぇ」と幼児をあやしている感じに等しい。

例えば、アメリカや日本並みに、野球が盛り上がっている国があれば、アメリカだけに移籍が集中していれば、その下らない説は成り立つかも知れないが、残念ながら野球のまともなリーグがアメリカ以外の他国にはない。こういう選択肢が限られている状況で、さも「アメリカにあこがれ」の感情があるとこじつけることは不可能だ。まあそんな日本人選手がいないとは言わないけど、本当にアメリカに憧れている日本人野球選手は、元エンゼルスの禿川ぐらいでしょ。アメリカに住みたいから、大リーグに渡ったぐらいだからw


つまり、産経が言いたい要点をまとめると、「親米が護憲を訴えていて、反米が改憲を訴えている」ということ。それ以外に、ちょっと読み取ることは難しい。だとしたら、実に下らない。

しかしながら、沖縄へ米軍のPAC3搬入を阻止しようとしていた市民団体を、どう見ればいいのだろう。多分、彼らの中には反米的な感情が強い持ち主が多いんだろうと思う。つまり、彼らの中には、厄介な怪物は存在していないということになる。では、反米的な感情を持ってる人間が、アメリカが押しつけられた憲法だとして、果たして改憲を訴えているかと言えば、そうではない。

ましてや、産経新聞は彼らのことを非難していた。「日本の国防を全く考えていない不届き者。アメリカの兵器をさっさと我が国に搬入するのだ。アメリカの言うことを聞くのだ。」という具合に。これではどっちがアメリカに憧れを持っている怪物を抱えているか、飼い慣らしているか分からない。

もうね、詭弁もいいところ。

産経は改憲を常日頃から訴えている新聞の割には、大して中身が詰まっていないコラムだったなと残念で仕方がない。実に幼稚な感情で改憲を訴えていたのだなと思ったし、国民を反米だの、反中だのという具合に、感情的に煽ることでしか改憲ムードを守り立てることが出来ないということで、憲法改正しなければいけない合理的な理由や動機などなんてないってことなんだろうなと…

しかし、こんな下らない動機で憲法改正を訴えられても困る。
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