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『格差』と『貧困』と『不平等』を広げる自民党・創価学会・経団連を抹殺せよヽ(´∀`)9 ビシ!!  これでは、日本のお先は真っ暗(*∀*)YO!!
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先日4日、中日新聞の夕刊に載っていた「美しい国考」がネット上で少し話題になった。

中身は安部に対する、まあよくある政権批判である。しかし政権が発足したばかりの安部に対する批判言うよりも、前政権の小泉が作り上げた社会に対する批判と言った方が正しい。まだ安部は前にも後ろにも進んでいない。もちろん安部批判はよくあることなので、これだけで話題になったりはしない。

その冒頭には、「憎いし、苦痛。安部晋三が訴える美しい国を逆さまに読むとこうなる」と書かれていた。そう「美しい国(うつくしいくに)」を反対から読めば、「憎いし苦痛(にくいしくつう)」となるのだ。この事実を知ったとき、自分は驚嘆した。そして国民も仰天した。

言うまでもなく、これは「回文」と呼ばれる上から読んでも下から読んでも同じ読み方・同音になる文句。つまり、山本山です。あ、これは違うか。まあ「たけやぶやけた」など昔からある遊びである。回文に興味が持てば、回文を紹介してるサイトはすぐ見つかるので、是非とも検索していただきたい。

只これを単なる「回文」と思うなかれ。只の「回文」ならこれほど盛り上がったりはしない。逆から読めんでもちゃんと意味を持っている文句になるだけではなく、全く「正反対の意味」を持った文句になるのだ。そして、それが実に今の日本の現状に対して的を射ていたのだ。これが多くの国民の心が揺り動かされた根源であることは否定しない。

+ + + + +


低賃金所得者の増加、生活保護世帯の増加、就学援助世帯の増加、高額所得者には減税が為されているにもかかわらず、弱者に対してはますます増税される一方。高齢者に対する医療費も上がる一方。雇用が不安定な非正規雇用は増え続けてる一方。ましてや使い捨ての『請負社員』や『偽装請負』を、国や行政は是正する気配すらない。

貯蓄0世帯が今や全世帯の4分の1にも上る。もちろん若い単身世帯も含まれる。しかし、昨今の労働事情を見ていると、年を経れば単純に年収は上がるという構図は最早崩壊した。今若かったとしても、将来年を取れば、年収も上がり、貯蓄が増えるだろうという希望的観測は成り立たない。この今の貯蓄が0の若い世帯はこのまま40代50代とずっと年を取っても、貯蓄が0の状態が続くことが考えられる。そりゃそうだ。正社員なら多少なりとも年収は向上しても、今や若い就労者のほとんどは非正規雇用。企業の殆どは非正規社員を、正規社員として登用する考えは微塵もない。年収が上がる下がるどころか、その色にずっと居続けられるかどうかすら分からない。物凄く不安定な立場に立たされている。若い年代の殆どがこういう不安定な就労に付いていて、安定した家庭を将来築くことが出来るだろうか。当然不可能。

この状況を見て、「憎いし苦痛」以外の感情を芽生えない不届き者の国民がどこにいるのだろう。

「“光”と“影”を孕んだように聞こえる国造り」
また中日新聞には上記のようなことが冒頭の直後に付記されている。「ように聞こえる」なぞ、言葉を濁しすぎていると思ってしまったのは自分だけだろうか…。


『美しい』という言葉を辞書で引くと、「すがた形や色・音などがすぐれていて、心を奪われるような感動を覚える」とある。

『憎い』という言葉を同じく辞書で引くと、「対象に敵意や反感をもち、その存在を許せないと思うほどに忌み嫌うさま」とある。また「醜い」という意味も含まれている。

これにどんな意味が含まれているのだろう。やはり何か因果があるように思える。


NHKかどこかが行った世論調査で、安部政権に格差解消に期待している国民は3割程度、年金改革も3割程度しかなかった。しかしながら、安部政権に対する支持は7割近くある。国民も安部政権には何か“光”を感じつつも、何か裏には“影”を感じている。

そういう国民の不安と期待の機微を巧く捉えたのではないかと、中日新聞に拍手を送りたい。


ただあの記事を見て怒り狂っている思考停止している自民支持者に一言添えておきたい。

『憎い』という言葉には、反語的に「ちょっと引け目に思うぐらい、好ましい」という意味もあるのだ。例えば、憎い演出だとか、憎いことを言う奴だなどと使ったりする。

安部政権に鬼が出るか仏が出るかは、まだ誰にも分からないのだ。「回文だから下らない」と必至に火消しに勤しんでおられるようだが、日本の現状が腐りきっている事実は変わらない。当を得たことを主張している中日新聞を貶したところで、安部自民党に対する国民的な求心力は向上しない。


少なくとも中韓外交においては、首脳会談を開けるなど一定の改善は見られている。それも北朝鮮の核実験問題という外的要因のおかげであったことは否定できないが…。しかも先日の北朝鮮が実際に核実験してしまったおかげで、その華々しい外交デビューが見事に木っ端微塵に発破させられた。何とも皮肉である。運があるのだかないのだかよく分からない。

しかし、国会全ての議論に北朝鮮問題に終始し、格差問題など重要な国内問題は全く取り上げられなくなった。それは自民党にとって、かなりマイナスにしかならない議題ばかりだ。日中韓首脳会談を端から見た限り、外交に関しては特にマイナスとなる面は少ない。そこに国会が終始せざるを得なくなってしまったことは、プラスに転じたとは余程言い難いが、少なくとも自民党にマイナスに繋がる「国内問題」を取り上げられなくなったことは、つまり民主党の魔の手から追求から、自民党は無事逃げおおせたことを意味する。そして、メディアも北朝鮮一色になってることも大きい。

うん、やはり安部は小泉と同じくウンコがついているかも知れない。
マイナスの状態から、ゼロに近い状態に戻せたと言える。

だがこう考えていくと、安部も小泉も、いや『自民党』が政権維持するためには、どうやら『キムジョンイル』という危なっかしいドラッグが必要なようだ(  ̄3 ̄)ププ

逆に考えれば、そういう外的要因がなければ政権維持できないと言うことは、どちらの政治家も中身はほとんどないに等しい政治家であると言って良いかもしれない。その政治家が歩んだ後を見れば、“光”と”影”のどちらが色濃く足跡として残っているか、これは火を見るよりも明らかかも知れない。

国内問題については、その良くなる兆しすらないわけだがら…
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